受動部品は日本の得意技術領域|蓄積されたノウハウが競争力の源泉に
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電子機器の中核を担う受動部品は、コンデンサ、抵抗器、コイルなど、電気信号の調整や蓄積、遮断などの機能を受動的に果たす重要なパーツです。これらの部品は、単体で見れば目立たない存在ですが、機器全体の性能や信頼性に大きな影響を与える要素として欠かせません。
この受動部品の分野において、日本の電子部品メーカーは世界市場で高い競争力を持っています。特にセラミックコンデンサや高精度な抵抗器、EMC対策用のフェライトビーズなどにおいて、日本製は「高品質」「長寿命」「高信頼性」の代名詞とされており、多くの最終製品メーカーから信頼を集めています。
その背景には、長年にわたって磨かれてきた生産技術と材料技術、そして徹底した品質管理体制があります。材料配合や焼成条件などわずかな違いが製品性能に直結するため、日本企業は自社独自のプロセスとノウハウを蓄積し、容易には真似できない競争優位を築いています。
自動車の電動化や情報通信機器の高機能化、IoT機器の普及など、今後さらに高度な性能が求められる中、受動部品の重要性はますます高まっています。そしてそれに応える技術と信頼性を提供できるのが、日本の受動部品メーカーなのです。
このブログを書いた人

有限会社 長谷川加⼯所
代表取締役
長谷川 一英
HASEGAWA KAZUHIDE
切削加⼯の長谷川加⼯所について
切削加⼯で難しい産業部品を柔軟に製作。
アルミ・スレンレス・鉄 etc。
試作・⼩ロット量産。
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