スマートフォンだけじゃない!情報通信機器向け部品市場の広がり

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情報通信インフラを支える多彩な機器たち

情報通信といえばまずスマートフォンを思い浮かべがちですが、市場全体でみればスマートフォンはその一部に過ぎません。実際には、膨大な数の通信機器や関連インフラがネットワーク社会を支えており、そこに組み込まれる部品の需要が大きく拡大しています。

拡大する情報通信機器の種類と用途

  • スマートフォン・タブレット端末:民生用として最大数を誇る
  • ノートPC・通信モジュール:テレワークと教育現場の需要が追い風
  • Wi-Fiルーター・アクセスポイント:家庭・オフィス・公共施設向けに急増
  • 基地局・5G小型セル:通信インフラの屋台骨
  • 車載通信モジュール:コネクテッドカーやV2Xに対応
  • IoT機器(産業用・農業用など):センサ・アクチュエータと通信機能を融合
  • 医療・物流・工場などの業務用端末

このように、スマートフォン以外にも多種多様な情報通信機器が市場を形成しており、それぞれが専用の電子部品を必要とする構造になっています。

部品メーカーにとっての成長チャンス

情報通信機器の高度化・多機能化が進むなかで、以下のような部品が高需要となっています:

  • 高周波対応部品(フィルタ、アンテナ、同調回路)
  • 小型・高信頼性コンデンサ、インダクタ、コネクタ類
  • プロセッサー周辺の電源ICやスイッチング素子
  • ノイズ対策用のフェライトビーズやEMC部品

これらは装置1台あたりの搭載点数が多く、機器の多様化に比例して市場が拡大していきます。

今後の展望

  • ローカル5GやLPWAなどの新通信技術の導入が進行中
  • 通信モジュールの標準化とモジュール内蔵型部品の拡大
  • エッジデバイスの普及による超小型部品の需要増

今後も、スマートフォン単体では捉えきれない通信機器全体への部品供給市場が、成長を牽引する重要な要素であり続けるでしょう。

このブログを書いた人

長谷川 一英

有限会社 長谷川加⼯所

代表取締役

長谷川 一英

切削加⼯の長谷川加⼯所について

切削加⼯で難しい産業部品を柔軟に製作。
アルミ・スレンレス・鉄 etc。
試作・⼩ロット量産。
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